Vol.2 初めてのお客さんと、この夏のできごと色々。

前略、 

うだるような酷暑から猛烈な台風へとニッポンの豊かな自然の洗礼を僕たちも思いっきりうけていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 

さて、バルセロナから京都・美山に移り住み、かやぶき屋根の宿をオープンしたものの、ホンマにお客さんが来てくれるのか心配な毎日でした。 ティナも僕も不安に過ごしていましたが、7月のなかばに記念すべき1組目のお客さんが来てくれました! 不慣れなところもあったんですが、なんとか無事におもてなしして、笑顔のお客さんを見送ることができました。 それからだんだん予約が入ってきて・・・・なんと8月はお盆あたりから月末まで、ずーっとお客さんが来てくれました。ありがたい! 

これはきっとダルマさんのおかげでしょうか。 

約10年前にダルマの産地有名な高崎市を訪れて以来、ティナがダルマを気に入って、なにか大きなプロジェクトをはじめるときには、かならずダルマの片目を入れて、完成したらもう一つを入れるのが僕らの恒例になってるんです。  今回もこの家を手に入れたときに片目を入れてオープンした日にダルマにもう一つ目を入れました。 

この夏はもう一つ記念すべきことがありました。 

イタリアで僕の写真集が出版されることになったんですが、出来上がった写真集が美山の家に届いたんです!この写真集、実はかなり凝っています。機会があればみなさんにも、どこかで見てもらえると嬉しいです(笑)

しかし、嬉しいことばかりではありません。京都の暑さはクレージーの一言でした。京都認定豪雪地帯の美山でも37度オーバーの日がなんどもありました。地中海の太陽さんさんのバルセロナで生まれ育ったティナもびっくりです。

しかも僕らが住む離れには、なんとクーラーがありません。耐えられへんほど暑い日には、家から徒歩1分の川まで泳ぎに行きました。川で泳ぐなんてめちゃめちゃ久しぶりやったんですけど、ホンマに最高でした!海好きのティナもかなり気に入っていたので、酷暑のが終わるのは嬉しいけど、川で泳げなくなるのが少し寂しい気がしています。

でも、クーラーのない家に住んでいると、村の近所の人たちも心配してくれます。そのせいか、ときどきいただく野菜やお惣菜も、この夏のあいだはずいぶん多かった気がします(笑)

そうそう、食べ物の話で思い出しました。

ここ美山は山奥なので、新鮮な魚なんか手に入らへんと思うでしょう。いえいえ、なんと毎週、トラックの移動鮮魚店が日本海の港町、福井県の小浜市から来てくれるんです!昔、小浜から京都へ魚介類を運んでいたルートが今も鯖街道と呼ばれていて、その一つが僕たちの宿の横を通っているんです。

というわけで、この移動鮮魚店から塩サバを買って、しめ鯖を作りました。すでに塩で締めてあるので、三枚におろして酢に浸すだけです。ご近所さんからもらった大葉と一緒にいただくと絶品でした!ちなみにこの村には「鯖のなれずし」という郷土料理があり、「鯖寿司コンテスト」もあるんですって!またいつか紹介したいと思います。

さてさて、クーラーなしの毎日のせいで、僕らはちょっとバテ気味ですが、村では稲刈りがボチボチ始まっています。美山のお米は美味しいと聞いているので、新米がいまから楽しみです。

ではまた、続きをお楽しみに!

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